—「御礼」「寸志」「心ばかり」「ほんの気持ち」から見える、贈る心のかたち—

贈り物に添える祝儀袋。そこに書かれる「表書き」は、ただの言葉ではありません。
それは、贈る人の気持ちを言葉にした“こころの表現”です。
「御礼」「寸志」「心ばかり」「ほんの気持ち」——似ているようで、それぞれに込められた意味は異なります。
その違いを知ることで、より丁寧に、より美しく、贈る心を伝えることができます。
🌿 表書きの言葉、それぞれの意味と使い方
| 表書き | 意味 | 使用場面 | 贈る側の気持ち |
| 御礼 | 感謝の気持ちを正式に伝える | お世話になった方へのお礼 | 丁寧で格式ある印象 どなたでも使える表書き |
| 寸志 | わずかですが…という謙虚な表現 | お礼・心づけなど | 控えめな表現だが、目上の方には使わない |
| 心ばかり | 気持ちだけですが…という柔らかな表現 | 親しい方へのちょっとしたお礼・心づけなど | 温かく、やさしい印象 少しへりくだった表現 |
| ほんの気持ち | カジュアルな感謝の気持ち | 日常のちょっとしたお礼・お小遣いなど | 気軽で親しみやすい表現で目上の方には不向き |
それぞれの言葉には、**贈る相手との関係性や場面に応じた“距離感”**が込められています。
🎀 表書きにふさわしい袋のデザイン
表書きの言葉に合わせて、袋のデザインや水引も選びましょう。
いでかみでは、言葉のニュアンスに寄り添った祝儀袋を多数ご用意しています。
「御礼」には…
- 白地に紅白の水引で、格式ある印象
- 金額により、封筒タイプやポチ袋でご用意を
- シンプルで、丁寧な気持ちを表現
「寸志」には…
- 控えめなサイズ感の袋
- 無地や赤棒の入ったデザインで
「心ばかり」には…
- 柔らかな色合いの和紙
- 花柄など優しいデザイン
- のし袋やポチ袋で、手渡ししやすいもを
「ほんの気持ち」には…
- カジュアルなのし袋やポチ袋で
- 季節の柄や遊び心のあるデザインを
✨ まとめ:言葉を選ぶことは、心を整えること
祝儀袋の表書きは、贈る側の心を映す鏡。
意味を知って選ぶことで、贈り物は“もの”から“想い”へと変わります。
いでかみの祝儀袋は、そんな想いを包むための「こころの器」。
あなたの気持ちが、より美しく、より丁寧に届きますように。

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