お寺にお金を包む時の祝儀袋、表書きは『上』でいいの?

「お寺に寄付をしたい」「法要のお礼を包みたい」そんな時、祝儀袋の表書きに迷ったことはありませんか?
「御布施」「志」「奉納」など、さまざまな言葉がある中で、**“上”**という表書きも選択肢のひとつです。

でも、「上」ってどういう意味?どんな時に使うの?そんな疑問にお答えします。


🌿 「上」の意味とは?

「上(じょう)」は、古くから使われてきた表現で、
**“謹んで差し上げます”**という気持ちを込めた言葉です。

金額の大小に関係なく、心を込めて渡すときに使われる、非常に丁寧で格式のある表書きです。


🛕 「上」が使われるシチュエーション

シーン表書き「上」の使用備考
お寺への寄付・お布施最も一般的な使用例
神社への奉納「奉納」や「上」どちらも可
地域の祭礼への協賛金「御祝」や「上」など目的に応じて
学校や団体への寄付「寄付」「上」など柔軟に対応

※「上」は、宗教施設や公共性のある団体への贈り物にふさわしい表書きです。


✍️ 表書きの書き方とマナー

  • 表書きは毛筆または筆ペンで、楷書で丁寧に
  • 名前は苗字またはフルネームで、連名の場合は左側に目上の人
  • 中袋には金額を漢数字で記入(例:「金壱萬円」)

🧘‍♀️ まとめ:形式ではなく、心を込めて

「上」という表書きは、形式的なものではなく、
**“心を込めて差し上げる”**という日本らしい美意識の表れです。

迷った時こそ、意味を知って選ぶことで、贈る側の気持ちもより丁寧に伝わります。

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