
―静かに想いをつなぐ、いでかみのご進物線香と蝋燭―
お盆は、ご先祖様や故人をお迎えし、感謝と祈りを捧げる大切な期間です。
中でも「新盆(初盆)」は、故人が亡くなってから四十九日を経て初めて迎える特別なお盆。白提灯を飾り、僧侶を招いて供養を行うなど、より丁寧に迎える風習があります。
ちなみに、お盆の時期は地域によって異なり、全国的には8月13日〜16日が主流ですが、静岡県の一部地域では7月盆を行うところもあります。ご家庭の風習にあわせて、準備のタイミングもさまざまです。
🕯️なぜお盆にお線香や蝋燭が選ばれるの?

仏教では、香りは「香食(こうじき)」とされ、故人の霊が香りを味わうと考えられています。
また、お線香の香りには場を清め、心を静める効果もあり、お供えや贈りものとしても大切な役割を担います。
最近では、現金(香典)の代わりに進物用の線香や和ろうそくを贈る方も増えています。箱入りで日持ちが良く、気持ちを形にできる贈りものとして喜ばれています。
💌お金を包む際のマナーと選び方

新盆やお盆のお参りで金封を添える際には、細やかなマナーがあります。
- 表書きの言葉:「御佛前」「新盆御見舞」など。宗派により異なります。
- 金封の選び方:この地域では、印刷水引が入った控えめな多当封筒を用いることが一般的です。
黒白や双銀の水引付き袋もありますが、あまり格式ばらないご挨拶には、やさしい印象の
ものを選ばれる方も多くいらっしゃいます。 - お札の向き:肖像が裏面・下になるように入れる。不祝儀では新札を避け、折り目をつけて使います
- 金額の目安:5,000円〜10,000円程度(ご親族の場合は1万円以上も)
- 袱紗の使い方:左開きで包むのが不祝儀の作法。落ち着いた色を選びます
📌 いでかみでは、ご用途に応じた不祝儀袋(金封)も多数取り扱っております。表書きや水引選びに迷われた際は、どうぞお気軽にスタッフまでご相談ください。
⛩神道のご家庭への心遣いとして
神道では、「新盆」という言葉は使わず、感謝の祈りを捧げる時期としてお盆を過ごします。
香りや蝋燭を用いない分、金封や袱紗、奉書紙など、所作に心を込めた贈り方が大切です。
いでかみでは、そうしたお気持ちに寄り添える金封や袱紗、一筆箋などもご用意しております。迷われた際はスタッフまでお気軽にどうぞ。
🛍️いでかみ各店のおすすめ進物線香・蝋燭
いでかみでは、伝統ある香りと優しい意匠の商品を、店舗ごとに取り揃えております。
🕊鳩居堂の進物線香(各店舗共通)
格式ある香りと丁寧な包装が特徴の鳩居堂。心を静かに届けたい方に選ばれています。

🌿松栄堂の進物線香(サントムーン店限定)
京の香り文化を代表する松栄堂の線香を、期間限定で種類豊富に展開中。優美な香りが魅力です。
(富士店でも、一部取り扱っております)

🌲玉初堂「香樹林」「香セレクト」(富士店限定)
自然のぬくもりを感じる穏やかな香り。毎日の祈りに寄り添うラインナップです。

🍡カメヤマ蝋燭「花づくし」「和菓子づくし」(各店舗共通)
季節の花や和菓子を模した蝋燭は、見た目も香りもやさしく、月命日のお供えにぴったりです。

香りには、言葉にしづらい気持ちを静かに伝える力があります。
いでかみでは、各店スタッフが用途や地域の風習にあわせて丁寧にご案内いたします。
ぜひ、お盆の贈りもの選びにお立ち寄りくださいませ。

この記事へのコメントはありません。