「神式の葬儀に参列することになったけれど、仏式とどう違うの?」
「香典袋の表書きは“御霊前”でいいの?」
そんな疑問をお持ちの方へ。
この記事では、神式の葬儀と仏式との違い、香典袋の種類や選び方などを、わかりやすくご紹介します。

神式とは?自然や祖先を大切にする日本の伝統
神式(しんしき)は、神道にもとづいた日本古来の信仰です。
仏式が仏教に基づくのに対して、神式は自然や祖先、地域の神様に祈る形式です。
神式の儀式では、以下のような特徴があります:
- お経の代わりに「祝詞(のりと)」を読み上げる
- 線香や焼香ではなく「玉串(たまぐし)」を神前に捧げる
- 会場は斎場や神社、または自宅で行うことも

神式と仏式の違いをざっくり比較
項目 | 仏式 | 神式 |
---|---|---|
宗教 | 仏教 | 神道 |
儀式 | 読経・焼香 | 祝詞・玉串奉奠 |
お坊さん?神主さん? | 僧侶 | 神職(神主) |
香典の表書き | 御香典 | 御霊前/御玉串料 |
神式では「故人は神になる」とされ、死後は「祖霊」として祀られます。
そのため、法要ではなく「霊祭(れいさい)」という言い方をします。
香典袋はどれを選べばいい?

神式の場合、蓮の花が印刷された香典袋は避けましょう。
代わりに、以下のようなものを選びます:
- 白無地の香典袋
- 水引は白黒、または銀一色の結び切り
- 表書き:「御霊前」「玉串料」「御神前」など
迷ったときは「御霊前」が広く使える表書きです。
表書きや名前の書き方は?
表書きの下に、ご自身のフルネームを楷書で書きます。
中袋がある場合は以下のように記入します:
- 表側:金額(例:金五千円/金壱万円)
- 裏側:住所と氏名
筆ペンや黒インクのペンで、ていねいに記入しましょう。
神式の弔事でのお供えについて
後からご不幸を知った場合や葬儀に参列するほどのお付き合いではない場合仏式では「香典」や「進物用のお線香」をお届けすることがありますが、神式では以下のような方法で弔意を示します。
- 玉串料(金銭)を渡す
- 御神饌(米・酒・塩・果物など)を持参する
- 「御供」「奉献」と表書きした掛け紙をつける
神式ではお線香を使用しないため、お供えする品や金封の表書きに気を付けましょう。
いでかみでのご相談もお気軽にどうぞ
「神式用の香典袋が見つからない…」
「表書きに自信がない…」
そんな時は、いでかみ富士本店・サントムーン柿田川店へお気軽にご相談ください。
神式・仏式それぞれに対応した香典袋や金封をご用意しております。
まとめ
- 神式は神道に基づき、祝詞や玉串で故人を送る
- 香典袋は白無地・白黒水引を選び、「御霊前」などの表書きを
- わからないときは、専門店に相談するのが安心
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